みちたろう院長の日記 VOL.215




こんにちは!
飯田デンタルオフィス院長の飯田です。

6月10日(日)は日本顎咬合学会にて口演発表をさせていただきました。
演題は「下顎吸着義歯をつくる」治療の時間=命の時間

当医院での、吸着を目的とした総義歯の制作方法を発表させていただきました。
ご協力いただきました患者様におかれましては、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

そこで・・・
ここ数年、僕が義歯について勉強をしてきたキッカケを、少しお話しさせていただきます。
2005年11月、飯田デンタルオフィスの開院までさかのぼります・・・

実家のある茨城県の老人ホームに居た87歳になる祖母は、開院の時に茨城から両親に付き添われながら駆けつけてくれて、とても喜んでくれました。
その際、一緒に食事をしましたが、義歯の具合が良くない様子でした。
年が明けて、春になったら義歯を作らせてもらう約束をしましたが、それを待たずに祖母は他界いたしました。
それを機に、できるだけ少ない回数で具合の良い義歯を作る方法は無いものかと考えるようになりました。

その後、様々なセミナーやコースへの参加や各種書籍を読み、様々な先生方から様々な義歯の制作方法を学ばせていただきました。
ステップ・バイ・ステップで時間はかかりましたが、今では無歯顎の患者さまに具合の良い義歯を提供できるようになりました。

しかしながら、義歯の完成を目前にして、患者様の「命の時間」に間に合わなかったケースもございました。
治療の時間=命の時間ととらえて、無理と無駄のない的確な医療をお届けしたいと考えています。
ご友人やお孫さん達と外食に行ったときに、みんなと同じ食事をおいしく食べられて、楽しく・快適にその時間を過ごしていただきたい。

人生の最期まで、気に入って使っていただける義歯を目指して、これからも日々の臨床に取り組んでゆきたいと思っております。
新しい入れ歯を作ってあげられなかった天国の患者様に、そして祖母に、今回の発表を捧げたいと思います。

  • Facebook
  • twitter
  • Hatena